あおり運転とは?被害に遭った場合の対処法
2019年04月9日
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京都大学法学部卒。
在学中に司法試験に合格、法律事務所を設立して約10年間弁護士業務に携わる。
その後法律ライターへ転身、法律知識と経験を活かしながら、各種法律メディアや法律事務所サイトで精力的に記事を執筆、監修。
webコンサル業も行っている。
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最近では、高速道路上であおり運転の被害に合った方が死亡されるなど痛ましい事故も発生して「あおり運転」に対する視線が厳しくなっています。
どのような行為があおり運転に該当するのか、被害に遭ったときの対処方法などご紹介していきます。
あおり運転に該当する行為
あおり運転とは、自動車の運転中に他の自動車を威嚇するような迷惑行為全般を指します。
具体的には以下のような行為があおり運転です。
・車間距離を詰める
前の自動車に対し、危険を感じさせるほど車間距離を詰めます。
・急に追い越して進路を塞ぐ
前方の自動車を急激なスピードで追い越し、再度進路変更をしてその車両の直前に入り込み進路を塞いで威嚇します。
・危険な幅寄せ
危険なほど横から幅寄せをして他の車両を威嚇します。
・クラクションやパッシングで威嚇する
後ろから激しくクラクションを鳴らしたりハイビームをつけたりして他の車両を威嚇する行為です。
あおり運転の被害に遭うと、被害者があせって運転ミスをすることがありますし、相手に接触されて交通事故につながる例もあります。
あおり運転の被害に遭った場合の対処方法
あおり運転の被害に遭ったら、以下のように対応しましょう。
警察に通報する
相手のあおり行為がひどく、身の危険を感じる場合には車を停めてすぐに警察に通報しましょう。
悪質なあおり行為は「暴行罪」に認定される可能性もありますし、車間距離を詰めすぎると道路交通法の「車間距離保持義務違反」となるので取り締まってもらえる可能性があります。
実際に警察に動いてもらうには「証拠」が必要ですが、証拠がない場合でも、とりあえず警察が来たらあおり行為が収まるでしょうから通報すべきです。
冷静に対応する
あおり運転の被害に遭ったときには、「冷静に対処する」ことが非常に重要です。焦って運転ミスをして交通事故を起こすと自分が加害者になってしまうおそれもあります。また焦った被害者が死亡する痛ましい事例もあります。
急ブレーキを踏んだり急に速度を上げて逃げようとしたりせずに、心を落ちつけて通常通り運転するよう心がけましょう。相手が車を降りて近づいてきても、窓を開けて対応する必要はありません。
相手にせず放っておいたら、自然にあおり行為がおさまる例も多々あります。
あおり運転に備える方法
ドライブレコーダーを設置する
自動車を運転する限り、あおり運転の被害に遭う可能性があります。日頃からとれる対策としてドライブレコーダーの設置をお勧めします。ドライブレコーダーを入れておいたら、あおり運転の詳細を録画できるので、警察に通報したときにも動いてもらいやすくなります。
警察が来たとたんに相手が嘘をつき始めるケースもありますが、ドライブレコーダーがあればあなたが正しいことを証明できるでしょう。
あおり運転の被害は決して他人事ではないので、この記事を読んでしっかり備えてください。
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