【弁護士を選ぶ重要ポイント】失敗しない弁護士選びについて300人に調査!
2023年07月26日
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トラブルが起きた時でも対応できるようトラブルの対処法や、もしもの時に弁護士保険が役立つことを記事でお伝えできたらと思います。
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法的トラブルにおいて最善な解決を目指すためには、最適な弁護士選びを理解しておく必要があります。
しかし「どのようなポイントを重視して弁護士を選べばよいか分からない」という方は決して少なくないでしょう。
今回、弁護士に相談・依頼した経験のある300人を対象に、弁護士選びに関するアンケート調査を実施しました。
これらの調査結果をもとにして、弁護士を選ぶ際の基準やポイントなどについて紹介します。
弁護士選びに失敗したくない方はぜひ参考にしてください。
弁護士に相談した内容は何ですか?
今回のアンケート調査において、弁護士への相談が多かった内容は以下のとおりです。
- 1位「相続」
- 2位「交通事故」
- 3位「借金」
それぞれの相談内容について詳しく見ていきましょう。
1位「相続」
弁護士への相談内容のランキング1位は、20%の方が回答した「相続問題」です。
誰にとってもいつかは自分ごとになる相続は、相続人が複数人いる場合など、誰がなにを相続するのかを巡って紛争にまで発展することがめずらしくありません。
また相続を行うには必要な書類を用意したり、財産や相続人の調査を行ったりと、ひとつひとつの手続きに時間と労力がかかるものです。
相続に関する弁護士への相談の背景には、相続に関するトラブルを事前に防ぎ、相続手続きをスムーズに行うためのサポートを受けたいといったニーズがあると考えられます。
2位「交通事故」
弁護士に相談した内容について「交通事故」と回答した方が16.67%でした。
交通事故が起きた場合、自身が被害者側であっても加害者側であっても、事故への不安やショックを抱えてしまうものです。
そのような状態のなかで「これから相手方とどのように交渉していけばいいか分からない」「過失割合に納得がいかない」といった困りごとをひとりで解決するには、精神的な負担が大きいでしょう。
交通事故は一生のうちに何度も遭うものではありませんが、交通事故を解決するためには法律に関する膨大な知識が必要ですので、専門家である弁護士から助言を受けることができれば心強い限りです。
3位「借金」
「弁護士に相談した内容は何ですか?」という質問に対して「借金」と答えた方は全体の16.33%でした。
借金についての悩みはなかなか人に相談できないものです。
どのような機関に相談すればよいのか分からず、借金の負担で苦しんでいる方も多いことでしょう。
弁護士に借金問題の相談をすることで、自己破産や個人再生といった法的な整理方法も含めて、自身にどの方法が適切かのアドバイスを受けることができます。
弁護士を選ぶ基準は何ですか?
今回のアンケート調査の結果、弁護士を選ぶ基準として意見が多かった項目は以下のとおりです。
- 1位「実績や経験の豊富さ」
- 2位「取り扱い分野・専門性」
- 3位「人柄」
これらのアンケート結果をもとに、弁護士選びの基準や注意点などについて解説します。
1位「実績や経験の豊富さ」
弁護士を選ぶ基準として最も意見が多かったのは、25.67%の人が回答した「実績や経験の豊富さ」です。
依頼主は法律に関する悩みごとを解決したいわけですから、実績のある経験豊富な弁護士に相談・依頼したいと思うのはごく自然な感情でしょう。
弁護士の実績を確認する方法としては、法律事務所が運営するホームページを確認するのがてっとり早くて参考になります。
しかしホームページ上では弁護士の能力や実績を誇大表示している場合もありますので、裏付けのない「解決実績◯◯件」のような謳い文句は真に受けず、あくまで参考程度に捉えるとよいでしょう。
また弁護士の実務経験年数を知ることも、弁護士の経験を図るうえでの重要な判断要素のひとつです。実務経験が長ければ能力が高いとは必ずしも言い切れませんが、弁護士の能力は実務経験によって磨かれていくという側面があることは確かです。
弁護士の実務経験(経験年数)を知るには、日本弁護士連合会のホームページへアクセスし、該当の弁護士の登録番号を確認することでおおよその見当がつきます。
2位「取り扱い分野・専門性」
弁護士選定の基準で2番目に多かったのが「取り扱い分野・専門性」です。
弁護士は法律問題全般に関するプロですが、実際には得意分野があることが多いため、弁護士が注力している分野をしっかりと確認しておくことをおすすめします。
弁護士の得意分野については、弁護士事務所等のホームページに記載されている自己紹介や挨拶文の中に記載されていることが多いです。
また専門性の高い相談を希望する場合は、書籍や論文の有無、講義や講演活動の有無なども参考にするとよいでしょう。
せっかく弁護士に相談するのであれば、お悩みの分野を得意とする弁護士に相談するのが吉です。
3位「人柄」
弁護士を選ぶ基準について「人柄」と答えた人は13.67%でした。
弁護士は法律の専門家であると同時に、トラブルに頭を抱える依頼者の相談役でもあります。
依頼者としては、親しみがあって話しやすそうであったり、真面目に相談を聞いてくれそうな印象を受ける弁護士に相談したいと考えるものです。
しかし弁護士の人柄に関しては、どれだけプロフィールを読んでも、実際に会うまでは依頼者との相性が良いかは分からないものです。
そのため依頼をするかどうかは後々検討するとして、まずは実際に会って相談をしてみることが有効であるといえるでしょう。
弁護士に相談して満足度はどうでしたか?
「弁護士に相談して満足度はどうでしたか?」という質問に対しては、80%以上の方が「とても良い〜普通」と回答していることが分かりました。
では弁護士に相談することで、どのようなメリットを得ることができるのでしょうか。
弁護士に相談するメリットについて見ていきましょう。
弁護士に相談するメリット
弁護士に相談することで得られるメリットは、主に以下の2点です。
- 不利な判断を行うことを回避できる
- トラブルを適切に回避できる
それぞれのメリットについて解説します。
不利な判断を行うことを回避できる
弁護士に相談するメリットの1つ目は、自身で不利な判断を行うことを回避できる点です。
法律問題において、自分に有利に物事を進めるために選択したはずの判断が、じつは自分にとって不利な判断であったというケースは決してめずらしくありません。
実際にどのような手段が役に立つかは、法律のプロである弁護士でないと判断できないことも多々あるからです。
できるだけ早い段階で弁護士に相談することで、客観的な立場からアドバイスを受けられ、法的に誤った手段を選択しなくて済みます。
トラブルを適切に解決できる
弁護士に相談するメリットの2つ目は、トラブルを適切に解決できる点です。
例えば、当事者同士で話し合いをしようとしても、感情的になってしまい堂々めぐりで終わることがよくあります。
話がまとまらずに揉めてしまうと、問題が大きくなりかえって解決が難しくなってしまうでしょう。
弁護士が法的な観点に基づいて論点整理を行うことで、落ち着いて話をすることができるようになり、適切かつ早期なトラブル解決へと導いてくれます。
弁護士を選ぶ時の重要ポイント
弁護士を選ぶ際に確認すべきポイントは、主に以下の3つです。
- 説明が分かりやすくて丁寧
- 連絡の取りやすさ
- 弁護士費用について説明してくれる
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
説明が分かりやすくて丁寧
担当となる弁護士には今後の人生を左右する問題を任せることになるため、分かりやすく丁寧に説明してくれるかどうかは弁護士選びの重要なポイントです。
法律関連は専門用語が多くなりがちですが、依頼人が理解できるよう分かりやすい言葉で話してくれる弁護士がよいでしょう。
傾向としては、サービス業としての意識が高く、親身に寄り添ってくれる弁護士ほど分かりやすい説明をしてくれます。
連絡の取りやすさ
事件への対応が進んでいくなかで、たびたび弁護士に連絡を取りたい場面が訪れることでしょう。
その際、依頼者への折り返しが早くスムーズに疑問を解消してくれる弁護士は、信頼度が高いといえます。
連絡の取りやすさは弁護士によってまちまちであり、たくさんの案件を抱えた弁護士の場合、思った以上に連絡が返ってこないケースもあります。
実際にメールや電話のやりとりを通じて、依頼者に対して誠実か、自分が満足する対応をしてくれるのかといった点をチェックしてみてください。
弁護士費用について説明してくれる
日本では弁護士報酬が自由化されており、依頼する弁護士によって費用に大きく幅があります。
また公の基準も存在しないため、依頼者自身で費用が適正かどうかを判断せねばなりません。
もし弁護士費用について疑問が残ったまま依頼してしまうと、弁護士費用をめぐってトラブルに発展してしまう可能性もあります。
後悔しないためにも、報酬規定を見せてもらい、費用についての説明をしっかりしてくれる弁護士を選ぶことをおすすめします。
弁護士保険の選び方
「万が一のときは弁護士に相談したいけど弁護士費用を払える自信がない」とお悩みの方は、弁護士保険への加入を検討するのも一案です。
弁護士保険は、弁護士への依頼にかかる費用をカバーするための保険です。
少額の保険料で高額な弁護士費用の補填が可能であるため、トラブルに巻き込まれた際の経済的な負担を軽くすることができます。
弁護士保険の選び方について解説します。
待機期間と不担保期間を確認する
弁護士保険には、待機期間と不担保期間といって、補填を受けることができない一定の期間が存在します。
待機期間は「契約からある時点まで補填が適用されない期間」のことを指し、不担保期間は「トラブルごとに設定された補填の対象とならない期間」のことを指します。
例えば、相続問題の不担保期間を1年と定めている場合、加入から1年以内に発生した相続問題については補填されません。
待機期間と不担保期間は各保険会社によって設定が異なりますので、商品を選ぶ際によく確認しておく必要があります。
保証範囲を確認する
弁護士保険を選ぶ際は、その商品がカバーしている保証範囲を確認しておきましょう。
弁護士保険が補填する範囲として、一般事故と偶発事故の2種類があります。
一般事故は、離婚、相続、労働、近所トラブルといった一般的な民事事件のことを指します。
他方で偶発事故は、災害、交通事故、物損事故など、突然かつ偶然起こる事故のことです。
ほとんどの弁護士保険では一般事故と偶発事故のどちらもカバーしていますが、なかには偶発事故のみを補填の対象としている商品も存在します。
自分が備えたいリスクに合った商品であるかどうかを確認することをおすすめします。