“たかが数百円”で「懲戒免職」は重すぎる? コンビニコーヒー「R買ってL注いだ」公務員たちの罪
2024年05月21日
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コンビニのセルフコーヒーでレギュラーサイズを購入しながら、もっと高額なコーヒーを注いでいる人がいました。それも何回もです。その結果、逮捕や懲戒免職になった人もいました。
今回は、このコンビニコーヒー事件の状況を追ってみましょう。
1回だけなら許容範囲
これまでの例を見ると、コンビニのレギュラーサイズで高額なコーヒーを注ぐのが1回だけなら、大事にはなっていないようです。コンビニ側としては困る行為ですが、1回くらいなら、逮捕や懲戒免職になることもないようです。
公務員の懲戒免職処分は2例
これまで、コンビニのレギュラーコーヒーを購入して、高額なコーヒーを注いで公務員が懲戒免職になったケースは次の2例です。
2021年2月、熊本市役所の非常勤職員が懲戒免職になった
2024年1月、兵庫県の市立中学校の校長が懲戒免職になった
いずれのケースもコンビニ側の被害額は数百円程度。その程度の被害で、懲戒免職とは厳しすぎるのではとの意見がSNSに多く寄せられました。
熊本市の場合、今回の判断材料になったのが「熊本市の懲戒処分の指針」。「他人の財物を窃取した職員は、免職又は停職とする。」との規定があり、この規定を踏まえたうえでの判断だったようです。
懲戒処分は適切か?
厳しすぎるとの意見がある中にあって、今回の事件に対する懲戒処分は適切なのでしょうか。これはケースにもよります。
懲戒権者は一定の裁量の元、懲戒処分を下したり、処分内容を選んだりできることになっています。その点では、今回の処分には問題がないといえるでしょう。
ただ、裁量権の逸脱・濫用というケースもあります。懲戒処分された人が審査請求や訴訟で処分を争った場合、裁量の範囲内だとしても、重すぎる処分だとして、処分撤回となることもあります。
懲戒処分は非常に重い処分。繰り返し窃盗行為を行っていたことは厳しく責めるべきですが、熊本市には停職という処分方法も用意されています。いずれを選ぶかは慎重な判断が求められるでしょう。
兵庫県のケースでは退職金不支給にもなっている
同じく懲戒免職になった兵庫県の校長の場合、退職金不支給にもなっています。
校長という重い職責がある人が犯した窃盗行為なので、生徒への影響を考えて重い懲戒処分を科したところまでは納得できます。重すぎる処分だとの意見もあるでしょうが、職責が職責ですから、やむを得ない部分もあるでしょう。
ただ、退職金不支給については裁量権の逸脱と取られる恐れもあります。退職金の支給についても行政側に一定の裁量はあるのですが、勤続報酬、賃金後払い、退職後の生活保障としての意味合いから行くと、小さな窃盗行為で全面的に退職金不支給にしていいのだろうかとの疑問は残ります。
ただ、ケースバイケースになるので、校長が訴訟を起こした場合、どのようになるのかまでは予想できません。
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